長沼は長野県長野市の東北部に位置する南北に広がる地域です。

地区東端には日本最長の河川である千曲川(信濃川)が流れており、江戸時代には北國街道松代道の宿場

町として栄えました。

同時代には、俳人小林一茶が当地を何回も訪れ、一茶によって当地で詠まれた俳句が現在まで伝えられています。

明治時代以降、豊富な水源と良質な土壌、昼夜の寒暖差が大きい内陸性気候を生かしてりんご栽培が始められ、

現在では地域の主要な産業になっています。地域の中心には国道18号線が通っており、

道沿いにりんごの木が立ち並んでいることから通称「アップルライン」と呼ばれています。


長沼地域の歴史は水害とは切り離すことができません。地域東端を流れる千曲川は大雨により幾度となく氾濫し、

長沼地域は古来よりその洪水被害に遭ってきました。

昭和時代の堤防の整備に伴い、洪水の被害は減りつつありますが、

2019年10月の台風19号では堤防の一部が決壊、大量の泥水が住宅地側まで流入し、 長沼全域で浸水被害が出ました。

住所・アクセス

関農園
〒381-0003
長野県長野市穂保121